令和6年は、元旦に能登半島地震が発生し、多くの被害が出ました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
大変厳しい年明けとなりましたが、 令和5年5月にコロナウイルス感染症が5類へ移行されてから徐々にではありますが、流行以前の日常生活が戻ってきました。しかし、この3年間で社会環境は大きく変わりました。 従来の手法では進められないことも出てきました。
令和6年度は、このような現況を認識しながらコロナ禍で中止・ 縮小してきた事業の再開に向けて、進めていきたいと考えております。
最近の国際情勢は、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナの戦争など、世界の分断、対立が進んでいます。こうした時こそ何より国際交流が必要であると思えてなりません。
人々の交流こそが相互理解への一番の近道であると信じて事業を進めていきたいと思います。このような観点からペンリスとの交換学生事業、 ライス大学 との交流、 語学講座、世界の国と文化を知ろうなど諸事業に積極的に取り組んでまいります。
さらに、最近は留学生のみならず、市内在住の外国籍の人が増えてきました。このようなことから外国との交流だけでなく、市内在住の外国人とのコミュニ ティーの促進にも取り組んでいきたいと思います。
また、令和6年度は、藤枝市とペンリス市との姉妹都市提携40周年という記念すべき年であります。先人たちのご尽力に感謝するとともに、これからの10 年、20年を見据える年でもあります。
忙しい年となりますが、関係各位、理事の皆さんのご支援、ご協力をお願いい たします。また、持続可能な活動を続けていくには、組織強化が必須であります。事業を通じて、会員の勧誘を図っていきたいと思いますので、是非とも理事をはじめ、会員の皆さんのご協力をお願いいたします。
藤枝市国際友好協会 会長 桜井 幹夫